秋田工お得意の完封 主力温存で2カ月ぶりの試合快勝

[ 2012年12月31日 06:00 ]

<若狭東・秋田工>、タックルをかわし突進する秋田工・船木海

全国高校ラグビー大会2回戦 秋田工48―0若狭東

(12月30日 東大阪市・花園)
 史上最多15回の優勝を誇る秋田工が、全試合完封の県予選に続いて48―0で若狭東をノートライに抑え込んだ。

 春の選抜大会で初の4強入りを果たし、今大会は2年ぶり64回目の出場でAシード。25大会ぶりの優勝を目標に掲げて花園に乗り込んできた。「秋田は11、12月は天気が悪かったから」(黒沢監督)と調整段階では室内練習を強いられることが多く、試合をするのも約2カ月ぶりだったという。実戦から離れていた硬さが見られる場面もあったが、高校日本代表候補のSO伊藤龍、WTB伊藤悠を温存しつつ、危なげなく勝利を収めた。

 SOを務めた吉田は「雨でボールが滑ってコントロールが難しかった。でも次に向けていい経験になった」と笑顔。FB成田主将は「Aシードの評価はうれしいし、プレッシャーもあるけど、自分たちで歴史をつくりたい」と古豪復活への意気込みを示した。

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