20秒限定“全力ファイト”の舛ノ山 オフは元旦のみ

[ 2012年12月30日 06:00 ]

来年に向けて気合のポーズをとる舛ノ山

 全力ファイトで人気急上昇中の大相撲の幕内・舛ノ山(22)が29日、さらなる躍進に向けて“ひとりぼっち稽古”を敢行した。年末年始は所属の千賀ノ浦部屋(東京都台東区)の朝稽古がオフとなっているが「元旦以外はまわしを締める」と宣言。この日も閑散とした稽古場で黙々と四股、すり足、てっぽうを繰り返し、前頭7枚目で迎える来年初場所(1月13日初日、両国国技館)に向けて汗を流した。

 心臓に疾患を抱えているため、全力を出せるのが20秒というハンデがあるだけに「四股やすり足は続けないと。時間がもったいない」と休まない理由を説明。先場所こそ初日に左肩を亜脱臼した影響で5勝10敗に終わったが、今年は6場所中4場所で勝ち越すなど「自信がついた」と成長を実感しており、来年の目標は平成生まれ初となる「三役昇進」と断言した。不安を抱える心臓については初場所後にも手術を前提としない再検査を受ける予定だ。

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2012年12月30日のニュース