中田監督 涙の初ビッグタイトル!久光製薬が3大会ぶりV

[ 2012年12月25日 06:00 ]

優勝し胴上げされる久光製薬・中田監督

全日本選手権 久光製薬3-1東レ、パナソニック3-2東レ

(12月24日)
 バレーボールの全日本選手権最終日は宮崎県・都城市体育文化センターで決勝を行い、女子は久光製薬が3大会ぶり3度目、男子はパナソニックが2連覇で4度目の栄冠を手にした。元日本女子の名セッターだった中田久美監督率いる久光製薬は第1セットを落としたが、第2セットからは新鍋らの多彩な攻撃で3セットを連取して昨年女王の東レを破った。男子のパナソニックは清水、福沢の両エースが力強いアタックで引っ張り、4年ぶりの優勝を狙った東レをフルセットの末に振り切った。

 最後は久光製薬の7連続得点で勝負が決まった。鬼気迫る表情だった中田監督の目にも涙が浮かぶ。指導者として初のビッグタイトルに「選手のときよりうれしい」と酔いしれた。第3セット途中、スパイクが不調だった21歳の長岡に代えて日本代表の石田を投入すると、そこから3連続ポイント。一気に流れを引き寄せた。石田は監督について「答えは出さないけど、ヒントは出してくれる。女性としての気持ちも分かってくれる」と信頼を口にした。

続きを表示

この記事のフォト

2012年12月25日のニュース