東海大　リーグ戦の砦守った！２大会ぶり４強

＜東海大・明大＞前半、東海大・高平はトライを決めガッツポーズ

ラグビー全国大学選手権第２ステージ最終第３節 東海大４５－３６明大

（12月23日 秩父宮）
　ＦＷ８人全員が１００キロを超す東海大が、すがりつく明大を力で追いやった。開始４分にＮｏ・８の村山（４年）が先制トライを奪うと、その後３度追いつかれながらも、バックスと連動するラグビーで突き放し２大会ぶりのベスト４を決めた。

　木村監督は同じく強力ＦＷを誇る明大に対し、「いろいろ（オプションを）考えていたがそれを使わずに真っ向勝負で行けた」とがっぷり組んで主導権を握ったことを評価。１００キロを超す８人については「そういう選手を集めたわけじゃない。一人一人が鍛え込んでつくった体。重さよりも筋肉量が増えたフィジカルの方を見てほしい」と個々の成果を強調した。試合前には明大が重量ＦＷ対策として相撲部まで出稽古したとの報道も耳にしたが、「惑わされずに集中しよう」と動じることはなかった。

　準決勝に進出した４校のうち３校が関東大学対抗戦のチーム。東海大が唯一、関東大学リーグ戦から勝ち残った。２トライを奪ったフランカー谷（４年）は「世間では対抗戦の方が強いと言われているけど、リーグ戦も強いところを見せたい」と悲願の初優勝へ意気込んだ。