女子48キロ級は登坂絵莉が初優勝「攻める試合できた」

[ 2012年12月22日 18:39 ]

女子48キロ級決勝で入江ゆき(右)を破り、優勝を喜ぶ登坂絵莉

 レスリングの全日本選手権第2日は22日、東京・代々木第二体育館で行われ、女子48キロ級は世界選手権銀メダルの19歳、登坂絵莉(至学館大)が決勝で世界ジュニア選手権覇者の入江ゆき(九州共立大)を2―0で下して初優勝した。ロンドン五輪金メダルの伊調馨(ALSOK)が欠場した同63キロ級では工藤佳代子(自衛隊)が初制覇し、元世界選手権女王の西牧未央(早大大学院)は準々決勝で敗退した。

 男子はグレコローマンスタイル96キロ級で五輪代表の斎川哲克(両毛ヤクルト販売)が2連覇し、同84キロ級で岡太一(自衛隊)が2年ぶり2度目、同120キロ級で前川勝利(早大)が初の日本一。フリースタイル60キロ級は前田翔吾(至学館大職)が2連覇し、同55キロ級で森下史崇(日体大)が初優勝した。

 ▼登坂絵莉の話 (決勝は)接戦になると思った。勝つという意識で攻める試合ができた。ほかにも強い選手がいるので、生意気にならずに謙虚にやっていきたい。

 ▼工藤佳代子の話 序盤は調子が良くなかったが、やってきたことが最後に出た。ことしは世界選手権の舞台に立てたことが自信になった。すごく充実した1年だった。

 ▼岡太一の話 不安な部分がたくさんあったが、練習でやってきたことを出せたので良かった。相手に合わせるレスリングではなく、自分の技を磨いてきた。

 ▼斎川哲克の話 恩返しではないが、まだ頑張っているところを分かってもらえればと思って出場した。一年一年やっていく結果が次の五輪につながればいい。

 ▼前川勝利の話 今季の前半はけがで試合に出られなかったので、優勝できてうれしい。サポートしてくれた人たちのおかげで感謝したい。

 ▼前田翔吾の話 とりあえず勝てたことは良かった。4年後のリオ(デジャネイロ五輪)では必ず金メダルを取ると決めたので、こういう内容では納得できない。

 ▼森下史崇の話 優勝できて良かった。(決勝の相手は)ことしに入って何度か対戦して負けていなかったので、自分の力を出せれば大丈夫だと思っていた。

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2012年12月22日のニュース