高橋「調子は悪くない」 フィギュア全日本選手権21日開幕

[ 2012年12月20日 18:50 ]

公式練習で調整する高橋大輔(奥)と羽生結弦

 フィギュアスケートの全日本選手権は21日、世界選手権(来年3月・カナダ)の代表選考会を兼ねて札幌市真駒内セキスイハイムアイスアリーナで開幕する。20日は会場で公式練習が始まり、男子で2連覇を狙う高橋大輔(関大大学院)や初の日本一を目指す18歳の羽生結弦(宮城・東北高)、女子の浅田真央(中京大)らが調整した。

 グランプリ(GP)ファイナルを日本の男子で初めて制した高橋は4回転ジャンプなどで好調を維持し「今できるパフォーマンスをやる」と落ち着いた様子。ファイナル2位の羽生も「全日本独特の雰囲気はあるが、やることは一緒」とリラックスした表情だった。

 小塚崇彦(トヨタ自動車)町田樹(関大)無良崇人(中京大)の今季GP優勝者も氷の感触を確認。何度も4回転を決めた織田信成(関大大学院)は仕上がりの良さが目を引いた。

 女子はファイナル優勝の浅田が3回転半ジャンプを成功させ、鈴木明子(邦和スポーツランド)村上佳菜子(愛知・中京大中京高)も滑りを確認した。
 男子は21日、女子は22日にショートプログラム(SP)を実施する。

 ▼高橋大輔の話 調子は悪くない。(大混戦の様相で)ミスしたらどこまで落ちるか分からない。守らず、硬くなり過ぎず、自分の演技を楽しめる自然体が理想。

 ▼羽生結弦の話 状態はばっちり。4回転は感覚をつかめている手応えがある。GPファイナルより成長したところを少しでも見せたい。表彰台には絶対に上がりたい。

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