高橋&トラン組「競技に対する考えの食い違い」でペア解消

[ 2012年12月18日 16:59 ]

4月の世界国別対抗戦で見事なリフトを見せる高橋成美(上)、マービン・トラン組

 日本スケート連盟は18日、フィギュアスケートのペアで昨季の世界選手権銅メダルの高橋成美(20)=木下ク、マービン・トラン(22)=カナダ=組がコンビを解消したと発表した。両選手とも競技を続ける意向で、新しいパートナーを探す。

 団体が初採用される2014年ソチ冬季五輪出場に向けて、トランは日本国籍取得を目指したが、日本に居住実績がなく難航していた。ただ関係者によると、国籍問題が理由ではないという。

 高橋は「近年、競技に対する考えの食い違いからすれ違うようになり、大好きなスケートを継続する積極的な気持ちから、ペアを解消する決心をした」と同連盟を通じて談話を出した。

 千葉県出身の高橋は、07年からトランとコンビを組み、ことし3月の世界選手権でペアの日本代表として五輪を含めて初のメダルを獲得した。今季は高橋が10月に左肩などの手術を受け、試合から遠ざかっている。

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2012年12月18日のニュース