ブラジル人の幕内魁聖 日本国籍取得手続きを開始

[ 2012年12月11日 19:18 ]

日本国籍取得手続きを開始した大相撲のブラジル出身力士の幕内魁聖

 大相撲のブラジル出身力士で、日系3世の幕内魁聖(25)=本名リカルド・スガノ、友綱部屋=が11日、東京都千代田区の法務局を訪れ、日本国籍取得手続きを開始した。日本名は「菅野リカルド」にする予定で「国籍は変わっても、日本とブラジルは仲が良いから問題ない。相撲をやめても安全な日本に住みたい」と笑みを浮かべた。

 2006年秋場所初土俵の魁聖は、来日1年後から日本国籍取得を考えていたという。この日は書類の再提出を求められて申請に至らなかったが、晴れて日本人となれば現役引退後は親方になる資格を得る。付き添った師匠の友綱親方(元関脇魁輝)は「いろいろな選択肢を増やす第一歩を踏み出した」と目を細めていた。

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2012年12月11日のニュース