遼は鬼門突破 過去2回ビリ発進の地で7位

[ 2012年11月30日 06:00 ]

7番、ティーショットを放つ石川遼

男子ゴルフツアー 日本シリーズJTカップ第1日

(11月29日 東京都稲城市・東京よみうりカントリークラブ(7023ヤード、パー70)
 今季2勝目を狙う石川は6打差の7位から打倒・藤田を目指す。この試合から投入したヨネックスの来季モデルのクラブの感触は上々。打ち下ろしの17番パー5では「確かにスムーズには打てたけど(2打目地点に)行ってびっくり」という340ヤードのビッグドライブ。2打目でグリーンエッジまで運び軽々とバーディーを奪った。

 5メートル以内のチャンスを6回も逃すなどパッティングはいまひとつながら「10位以内で初日は上がりたかった」という最低限の目標はクリアした。

 マスターズ出場権を得られる年末時点での世界ランク50位以内に入るためにも今大会は勝ちたいところ。しかし、首位には最強の敵がいる。「藤田さんはトップに立つことに慣れている。守りに入ったり、異変が起きたりすることはない」と厳しい戦いを覚悟した。それでも、「この6打の差を自分の力で3日間で縮めていく。自分も7アンダーくらいを出す日を待つ。そういう準備はできている」ときっぱりと語った。

 過去6度出場して最下位発進が2度。鬼門の初日を乗り越えた石川の表情は晴れやかだった。

 ▼4位・小林正則の話 4アンダーは大満足。パターを元のピンタイプに戻したのが良かった。最終日に優勝を狙えるような位置にいたい。(ボギー発進も、その後に5バーディー)

 ▼22位・池田勇太の話 ショットが思うような結果が来ない。今はゴルフが久しぶりにできる楽しさと、思うように打てない腹立たしさといろいろ。(2週前のダンロップ・フェニックスで発熱のため棄権。今大会から復帰)

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2012年11月30日のニュース