大田原マラソン 旭化成・松尾が初優勝

[ 2012年11月24日 06:00 ]

第25回大田原マラソンのフルマラソンを制した男子の松尾良一(右)と女子の津崎紀久代

 第25回大田原マラソン(スポーツニッポン新聞社後援)は23日、栃木県大田原市の美原公園陸上競技場を発着点に過去最高の4681人がエントリーして行われた。メーンのフルマラソンは男子が松尾良一(21=旭化成)が2時間16分55秒で、女子は津崎紀久代(22=ノーリツ)が2時間43分50秒でそれぞれ初優勝を飾った。両選手には最優秀選手賞としてスポニチ杯が贈られた。

 社会人の名門・旭化成に所属する松尾が2回目のマラソンで初優勝。24キロすぎから独走して2位に30秒差をつけてゴールテープを切った。「大会新記録を狙っていたのでタイムはあまり満足できない」と優勝にも不満顔。チームでは今年3年目の最年少。宗猛監督に憧れ自ら門を叩いた若手のホープは「これからも結果を残してステップアップしていきたい」と飛躍を誓った。

 ≪女子は津崎が初出場初V≫津崎が大会初出場初優勝の快挙を成し遂げた。男子の松尾同様、今回が2回目のフルマラソン。3キロすぎから女子独り旅を続け「周りに女子がいなくて、男子選手に引っ張ってもらってなんとかゴールできた」と振り返った。入社1年目のニューヒロインは「これからはみんなが知っているような選手になりたい」と満面の笑みを浮かべた。

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2012年11月24日のニュース