前代未聞の失態に立行司伊之助「止めなきゃしようがない 自信はなかった」

[ 2012年11月20日 06:00 ]

足跡を確認する湊川親方(右から2人目)ら審判団。協議は3分に及んだ
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大相撲九州場所9日目 日馬富士―豪栄道 審判勘違い

(11月19日 福岡国際センター)
 1敗の横綱・日馬富士(28=伊勢ケ浜部屋)と全勝の関脇・豪栄道(26=境川部屋)の取組が、審判の勘違いで止められ、やり直しとなる前代未聞の失態があった。
【取組結果】

 ▽立行司式守伊之助の話 止めなきゃしようがない。びっくりした。勝負あったと言われたら止めるしかない。軍配を上げなくて良かった。自分も(足が出たか)自信はなかった。

 ▼行司と審判の役割 行司は土俵上で勝負の判定にあたり、勝ちと判断した方に軍配を上げる。物言いがついた場合は、勝負判定を審判委員に一任しなければならない。審判委員は原則5人が土俵だまりで判定。審判委員は行司の軍配に異議を感じた場合、速やかに「異議あり」の意思表示を行い協議に入らなければならない。その際、審判長は別の審判委員2人と決まり手係が詰めるビデオ室と連絡を取り公正を期す。最終的に審判長が裁決する。

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