田畑3千も制し2冠 自転車挑戦から今季復帰

[ 2012年11月19日 06:00 ]

 スピードスケートのジャパンカップ第1戦最終日は18日、北海道帯広市の明治北海道十勝オーバルで行われ、女子3000メートルは自転車挑戦から今季復帰した田畑真紀(ダイチ)が4分14秒88で、前日の1500メートルに続き制した。女子1000メートルは松田有幾(十六銀行)が1分17秒77で勝ち、41歳の岡崎朋美(富士急)は1分20秒45で7位。男子は1000メートルを中村駿佑(法大)が1分11秒05で、3000メートルは高田衛(北海道・帯広八中)が4分1秒74、5000メートルは平子裕基(帯広連盟)が6分39秒93で優勝した。

 田畑はスタートから飛ばしたが最後の1周でスピードが鈍り、7位だった10月末の全日本距離別選手権のタイムより2秒以上遅れてゴール。自転車でロンドン五輪出場を目指したため、スケートは2シーズンのブランクがある。まだ重心の高さや、氷をとらえる感覚など課題は多い。それでも「(自転車で)長い距離を走り、ソチ(冬季五輪)に向け心肺機能が強化された。スケーティングを改善してタイムを伸ばしていく」と5度目の五輪を諦めていない。

 ≪岡崎眠い!?7位≫7位に終わった岡崎はウオーミングアップから不調を感じていた。スタートにいつもの切れがなく、その後も修正がきかなかった。前夜は1歳の娘を寝かしつけるのに苦労したという。午前4時には起きてレースの準備をしただけに睡眠不足は明らか。「(前日の500メートルで優勝した)疲れが残っていたのかな」と苦笑いを浮かべた。

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2012年11月19日のニュース