町田　報道陣出迎えに「今までなくて驚いた」中国杯から帰国

フィギュアスケートの中国杯でＧＰ初優勝し、帰国した町田樹

　フィギュアスケートのグランプリ（ＧＰ）シリーズ第３戦、中国杯（上海）の男子でＧＰ初優勝を飾った２２歳の町田樹（関大）が５日、羽田空港に帰国し「まさかこんな形でＧＰファイナル（１２月・ソチ）進出が決まるとは思わず、驚いている。（大勢の報道陣に待ち受けられることも）今までなくて驚いた」と声を弾ませた。

　第１戦のスケートアメリカでＧＰ初の表彰台となる３位に入り、中国杯では憧れの高橋大輔（関大大学院）を抑えたが「まだトップ選手と対等とは思っていない。責任と自覚を持って好成績を出せるようにしたい」と謙虚だった。

　高橋は同日、関西空港に到着し「２位という結果は運が良かったととらえている」と満足していない様子。２０１４年冬季五輪の会場が舞台となるファイナルに「行きたい気持ちは強い。モチベーションはかなり高く持っている」と話した。

　日本人最多のＧＰ９勝目を挙げた女子の浅田真央（中京大）は中部国際空港に到着したが、取材対応をしなかった。