愛12月復帰 16年リオ五輪にも意欲見せた

[ 2012年10月29日 06:00 ]

卓球教室で子どもたちとラリーを行う福原愛

 ロンドン五輪の卓球女子団体で銀メダルを獲得した福原愛(23=ANA)が28日、都内で卓球教室に参加。五輪後、昨年から痛めていた右肘を手術したが、復帰戦として12月のワールドツアー・グランドファイナル(中国・杭州)に出場することを明かした。

 「約1カ月後なので間に合うか不安だけど、目標をつくらない限り、ダラダラとやってしまう」。この日は80人の子供たちとラリーを行い、右肘の回復ぶりをアピール。本格的なトレーニングを再開し、ツアー上位選手のみが出場するハイレベルな大会に向けて調整する。

 ロンドン後は大きな目標として14年に東京で開催される世界選手権団体戦を挙げていた福原だが、16年リオデジャネイロ五輪にも初めて意欲を見せた。

 「一つ一つ目の前のことを乗り越えて、その先にリオが見えてきたらいい」。手術を受けてラケットを握れなかった期間、「いろんなことを考えた」と振り返ったが、「楽しいと思える限りはまだやりたい」と現役続行を決断した。グランドファイナルで復帰し、来年1月の全日本選手権では連覇に照準を合わす。4年後の夢舞台へ、一歩ずつ前進していく。

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2012年10月29日のニュース