川内 今年7戦4勝目 独走も「天国と地獄でした」

[ 2012年10月22日 06:00 ]

苦しそうな表情でトップでゴールする川内

 進撃が止まらない。ちばアクアラインマラソンが21日、千葉県木更津市の潮浜公園~木更津市役所のコースで行われ、公務員の最強市民ランナー川内優輝(25=埼玉県庁)が2時間17分48秒で優勝した。

 川内が尊敬する瀬古利彦氏ですらマラソンの年間勝利数は2勝が最多だが、川内は今年7戦4勝。「4勝3敗になって気分がいい。二線級の大会だけど確実に勝てている」。4月のかすみがうらマラソン(スポニチ主催)で初優勝し、勢いが加速。「かすみがうら以来、運が向いてきた」と笑った。

 ちばアクアラインマラソンは今年が第1回で、東京湾アクアライン上を走る独特のコース設定。「両面に海原を見て走る。これ以上楽しいことがありますか」。5キロすぎにトップに立って軽快に駆けたが、終盤はペースダウン。「一言で言えば、天国と地獄でした。ラストはフラフラだった」と振り返ったが、「1人で走ってこのタイムなら良かった」と2位に10分13秒差の圧勝に手応え十分。12月には、世界選手権選考会となる福岡国際マラソンで2時間7分台を狙う。「このまま勝ち星を重ねていきたい」。世界を目指して、白星街道を爆走する。

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2012年10月22日のニュース