村上国体でV 進退明言せず、リオ目指す可能性も

[ 2012年10月9日 06:00 ]

成年男子やり投げ決勝 79メートル68で優勝した村上幸史

国民体育大会「ぎふ清流国体」第10日

(10月8日 岐阜県各地)
 陸上成年男子やり投げはロンドン五輪で日本選手団の主将を務めた村上幸史(愛媛・スズキ浜松AC)が79メートル68で優勝し、同五輪代表のディーン元気(兵庫・早大)は欠場した。陸上成年男子400メートルは中野弘幸(愛知・愛知教大)が45秒82で制した。柔道の成年男子決勝では宮崎が千葉に競り勝って初優勝した。重量挙げの成年105キロ超級は太田和臣(福岡・九州国際大職)がトータル365キロで総合1位。

 陸上成年男子やり投げで村上が貫禄勝ちした。1投目を助走の最終段階に入れるクロスステップのみで臨み76メートル88をマーク。「クロスだけでもしっかりと投げられた」と納得の表情を見せた。五輪を集大成と考えていたが、進退については「来年のことは分からない」と繰り返した。欠場したディーン元気と再戦したい気持ちが強く強行出場。ライバルは欠場したが、闘志は薄れていない。痛めている右肘など状態が上向けば、来年のモスクワ世界選手権を経て、16年リオデジャネイロ五輪を目指す可能性も出てきた。

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2012年10月9日のニュース