尖閣問題に配慮…GP中国杯で日本選手に“外出禁止令”

[ 2012年10月8日 06:00 ]

会見後、ガッツポーズを見せる(左から)高橋大輔、浅田真央、鈴木明子、高橋成美、マービン・トラン

 フィギュアスケートGPシリーズ第3戦の中国杯(11月2~4日、上海)に出場する日本選手に、日本スケート連盟が“外出禁止令”を出したことが7日、明らかになった。尖閣問題をめぐって緊張状態が続く日中関係に配慮し、一度は派遣見送りも検討した連盟は、警備員を配することで予定通りの派遣を決めたが、最悪の事態に備え、万全を期する構えだ。

 連盟関係者は「こういう状況だし、外出の自粛を求めることになる。選手サイドも分かっているとは思うが、連盟としても指導していきたい」と話し、移動便も一つに絞ることも検討していることを明かした。同大会には浅田真央(22=中京大)安藤美姫(24=トヨタ自動車)高橋大輔(26=関大大学院)らが出場予定となっている。

 この日、浅田は都内で行われたGPシリーズの会見に出席。中国杯について「連盟の方がサポートしてくれるので心配はしていません。とにかく(GP)ファイナル(12月、ロシア・ソチ)に向けて初戦が大事」と話し「今季初戦が(6日のジャパンオープンで)いい感触だったし、不安なくシーズンに入っていける」と話した。

続きを表示

2012年10月8日のニュース