プロ30周年の室田逃げ切りV 57歳衰え知らず

[ 2012年10月8日 06:00 ]

男子ゴルフシニアツアー 日本プロシニア選手権最終日

(10月7日 兵庫県加東市 東条の森カントリークラブ東条コース=7237ヤード、パー72)
 プロ生活30周年の室田淳(57=サメジマコーポレーション)が3バーディー、2ボギーの71でまとめ、通算11アンダーで2位に2打差をつけて逃げ切った。3年ぶり3度目の大会制覇で、シニアのメジャー制覇は通算で4度目となった。通算9アンダーの飯合肇(58=フリー)が2位に入った。

 並ばれた後が室田の真骨頂だった。11アンダーで飯合と並んでいた15番パー3。バンカーからの第2打をベタピンに寄せてパーでしのいだ。これで「気持ちがスッとした」と、16番パー5のバーディーを呼んだ。飯合は15、16番で連続ボギー。ここで3打差がつき、勝負が決まった。「プロ生活30周年。節目でタイトルが獲れてうれしい」。57歳ながら、今年はレギュラーツアーでも6位があり、衰えを知らない。スイング改造が実を結びつつあり「もう完成ですね」と、舌も滑らかだった。

 ▼2位・飯合肇 並んだ時に日本タイトルが頭に浮かんだけど、16番のボギーでオレにはないのかなって。(優勝は)日本シニアオープンに取っておこう。(レギュラー、シニアを通じて初の日本タイトルを逃す)

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2012年10月8日のニュース