日馬富士 昇進疲れで帰国キャンセル「稽古に専念」

[ 2012年10月4日 06:00 ]

 大相撲の新横綱、日馬富士(28)が3日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋で昇進後初の朝稽古を行った。耳の中に膿(うみ)ができて前日の稽古は回避したが、この日は「大丈夫」と問題なしを強調。3場所連続全勝Vが懸かる九州場所(11月11日初日、福岡国際センター)に向けて軽めに汗を流し「四股を踏んで気持ち良かった」と笑顔を浮かべた。

 昇進疲れを危惧し、故郷モンゴルへの帰国をキャンセルした。当初は来場所までに06年に交通事故で亡くなった父・ダワーニャムさん(享年50)の墓前で昇進を報告する予定だったが、朝青龍、白鵬らも昇進疲れが原因で新横綱場所で不調に終わっただけに「帰る時間なんてない。稽古をしないと」と宣言。95年初場所の貴乃花以来となる新横綱Vを果たし、堂々と凱旋するつもりだ。

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2012年10月4日のニュース