丸ちゃんアジア初の大役 プレジデンツ杯世界選抜副将に

[ 2012年10月4日 06:00 ]

世界選抜の副将に選ばれた丸山茂樹

 男子ゴルフの丸山茂樹(43=セガサミーホールディングス)がアジア初の大役を仰せつかった。世界選抜と米国選抜の団体対抗戦「プレジデンツ・カップ」の13年大会の記者発表が2日、米オハイオ州で行われ、世界選抜のニック・プライス主将(55=ジンバブエ)は参謀役となる副将に、同郷のプロ2人と丸山を選出した。

 同大会の歴史で、アジアから副将が選ばれるのは初めて。プライスは抜てきの理由について「マルヤマさんは選手として大活躍し、ユーモアのセンスにもあふれた人物。彼の存在は大きな助けになる」と説明した。丸山は98、00年大会にプライスらと出場し、98年は5戦全勝の大活躍を見せた。副将はプレーをしないが、選手選考やチームの雰囲気づくりなどさまざまな役割を担う。

 4日開幕のキヤノン・オープン(神奈川・戸塚CC)に出場する丸山は、3日のプロアマ戦に参加した。「あまりの大役で、俺でいいのかとも思った」というが、周囲の人にも相談して決断。「功績を認めてくれる人がいるなら素直に受け入れるべきだと思った。きちんと勉強して、自分の意見は言っていきたい」と決意を語った。

 ▽プレジデンツ・カップ 米国対欧州の「ライダー・カップ」にならい、94年に始まった米国選抜と欧州を除く世界選抜による対抗戦。隔年開催で、米国とその他の地域の持ち回り開催。10回目を迎える来年は、10月1~6日に米オハイオ州のミュアフィールドGCが会場となる。日本選手は渡辺司(94年)、尾崎将司(96年)、尾崎直道(98年)、丸山茂樹(98、00年)、石川遼(09、11年)が出場している。

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2012年10月4日のニュース