錦織 添田に逆転リベンジ!4年ぶりに初戦突破

[ 2012年10月3日 06:00 ]

試合終了後、添田(左)と健闘をたたえ合う錦織

男子テニス楽天ジャパン・オープン第2日

(10月2日 東京・有明テニスの森公園)
 エースが日本人対決を制した。シングルス1回戦で、世界ランク17位で第8シードの錦織圭(22=日清食品)は同55位の添田豪(28=空旅ドットコム)に4―6、6―2、6―3で逆転勝ち。7月のアトランタ・オープン準々決勝でストレート負けを喫した添田にリベンジし、3回戦に進出した08年大会以来、4年ぶりに初戦を突破した。

 勝負どころでギアが上がった。第3セット、4―3で迎えた錦織のサービスゲーム。30―40のピンチをジャンピング・フォアハンド、“エア・ケイ”でしのぐと、このゲームをキープ。「あのポイントを取れたのが大きい」という納得のプレーで日本のライバルを粉砕した。

 添田とはデ杯でチームメートとして戦い、ロンドン五輪ではダブルスも組んだ。「今年、仲が良くなってきている感じがしてたんで試合するのが嫌だった。気まずかった」。組み合わせ抽選で日本人対決を引き当てた守屋に対し「ホントに恨んでます」と冗談めかして笑いを誘った。

 アトランタ・オープン準々決勝では添田に2―6、1―6と完敗した。今回は第1セット途中から違和感を抱えていた左膝にテーピングをしてプレー。やりにくい相手に加えコンディションも万全でなかったが「2セット目以降のプレーは満足」と胸を張った。

 今大会は4年ぶりの初戦突破。2回戦は世界ランク125位のトミー・ロブレド(30=スペイン)と対戦する。「楽しく、次もよりよいプレーができたらいい」。日本のファンの期待に応えるために、エースが進撃する。

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2012年10月3日のニュース