正規審判不在のNFLで“疑惑の判定”…残り8秒でシ軍逆転

[ 2012年9月26日 06:00 ]

<シーホークス・パッカーズ>パッカーズのセーフティー、ジェニングス(右端)がボールをキャッチしているように見えるが…判定はシーホークスのTD

NFL

 ロックアウトで正規の審判が不在となっているNFLで24日、“疑惑の判定”をめぐって騒然となった。問題の場面はシアトルで行われたシーホークス―パッカーズ戦の終了間際。シ軍の新人QBラッセル・ウィルソン(23)が最後のプレーで投げたパスをパ軍セーフティーのM・D・ジェニングス(24)がインターセプトしたように見えたが、代替審判はシ軍WRゴールデン・テイト(24)のキャッチを認めてTDが成立。シ軍は14―12で逆転勝利を収めたものの、パ軍側は怒りを爆発させた。

 残り8秒、敵陣24ヤード地点でのプレーでシーホークスのQBウィルソンは浮き気味のパスを投げた。しかしエンドゾーン内にはパ軍3選手が待ち構え、先にジャンプしたジェニングスが両手でキャッチ。テイトはその右横からボールに触っただけのような体勢だった。しかし審判はビデオをチェックしながら10分間も協議し「同時にキャッチした際は攻撃側のボール」というルールを適用してシーホークスのTDをコール。キャロル監督は「正しいコールだ」と歓喜したが、パ軍のマッカーシー監督は「こんな判定は見たことがない」と怒りに満ちた表情を浮かべていた。

 ≪最も遅い指名順位≫シ軍のQBウィルソンはドラフト3巡目(全体75番目)に指名された選手。今季指名された新人QBで先発となった選手の中では最も遅い指名順位。

続きを表示

この記事のフォト

2012年9月26日のニュース