元横綱朝青龍も祝福 日馬富士全勝V、館内大歓声

[ 2012年9月23日 20:39 ]

大相撲秋場所千秋楽で2場所連続の全勝優勝を果たし、支度部屋に祝福に訪れた元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏に抱きかかえられる大関日馬富士

大相撲秋場所千秋楽

(9月23日 東京・両国国技館)
 23日に東京・両国国技館で行われた大相撲秋場所千秋楽で、28歳の大関日馬富士関が2場所連続の全勝優勝を果たし、横綱昇進を確実にした。現役時代に日馬富士関を「弟分」としてかわいがっていた元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(31)も駆けつけ、祝福した。

 満員札止めとなった千秋楽。日馬富士関が横綱白鵬関を下手投げで破ると、館内には割れんばかりの拍手と大歓声が起こり、座布団が舞った。

 ダグワドルジ氏は「めでたい日。来たかいがあった」と満面の笑みを浮かべ、表彰式後には支度部屋で日馬富士関と対面。固く抱き合い、後援会の関係者らとともに優勝の記念撮影にも納まった。同氏によれば、場所前には一緒にモンゴルの山へ出向いてリフレッシュし、今場所中も毎日のように電話で取組のアドバイスを送っていたという。「昭和の名横綱だった初代若乃花や佐田の山、大関貴ノ花のように、体は小さいけど、大きな相撲を取ってほしい」とエールを送った。

 千葉県鎌ケ谷市から家族で観戦に訪れた大熊起志子さん(71)は「毎日テレビで日馬富士関を応援していて、千秋楽に来ることができた。これからは白鵬関と2人で相撲全体の底力を見せて、盛り上げてほしい」と話した。

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2012年9月23日のニュース