雷理事「一身上の都合」で相撲協会退職…週刊誌が不倫報じる

[ 2012年9月20日 21:23 ]

 日本相撲協会は20日、生活指導部長などを務めていた元幕内春日富士の雷理事(46)=本名岩永祥紀、宮城県出身、春日山部屋=が一身上の都合により、同日付で退職したと発表した。雷理事が退職願を北の湖理事長(元横綱)に提出し、受理された。現職理事が角界を去るのは極めて異例。

 雷理事については、相撲協会女性職員との不倫関係や経理の不正があると19日発売の週刊新潮が報じ、同協会が調査に乗り出そうとしていた。協会関係者によると、自宅待機を命じられていた雷理事は16日に理事の辞任願を出したが、受理されなかった。

 協会広報部によると、雷理事に退職金は支給される見通し。理事の補充はなく、職務は他の理事で分担する。

 雷理事は1月の役員改選で初当選。当時、春日山親方として部屋を運営していたが、協会常勤として理事職に専念するため、部屋を元幕内浜錦の現春日山親方に譲った。

 ▼雷理事(元幕内春日富士)の話 報道はうわさ話で違う部分もあるが、大事な時期に協会に迷惑を掛けてしまったことは事実。理事として責任を取った。一生懸命仕事をしてきたつもりだが、プライベートなことで迷惑を掛けてしまい、申し訳ない。

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2012年9月20日のニュース