4時間54分の大熱戦 A・マリー四大大会初優勝 英国男子76年ぶり快挙

[ 2012年9月11日 10:05 ]

全米オープン男子シングルス決勝、優勝トロフィーにキスをするA・マリー

 テニスの四大大会最終戦、全米オープン最終日は10日、ニューヨークで行われ、男子シングルス決勝は2連覇を狙う第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)とロンドン五輪金メダルの第3シード、アンディ・マリー(英国)が対戦し、7―6、7―5、2―6、3―6、6―2で全米の決勝で史上最長記録に並ぶ4時間54分の激闘の末、A・マリーが優勝を決めた。

 同種目の英国選手としては1936年の全米覇者のフレッド・ペリー以来となる76年ぶりの快挙となる四大大会制覇。優勝賞金190万ドル(約1億4820万円)を獲得した。同種目で五輪と全米の連勝は史上初。

 2セット連取したA・マレーだったが、N・ジョコビッチが勢いを取り戻し、2セット取り返され、お互い一歩も譲らない展開で進み、フルセットまでもつれた。

 第5セットは、A・マレーが勢いを再び取り戻しブレイクを奪うと、最後はN・ジョコビッチのリターンがアウトになり、優勝を決めた。

 試合後、A・マレーは「非常に厳しい試合だった。よく勝てたと思う」と少し実感がわかない様子。敗れたN・ジョコビッチは、「グランドスラム優勝にふさわしい選手」と、優勝したA・マレーを笑顔で称えていた。

続きを表示

この記事のフォト

2012年9月11日のニュース