4年ぶり4度目!セリーナ 全英、五輪に続き全米V

[ 2012年9月11日 06:00 ]

全米オープン女子シングルスで優勝したセリーナ・ウィリアムズ

テニス全米オープン第14日 S・ウィリアムズ2―1アザレンカ

(9月9日 ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)
 女子シングルス決勝はウィンブルドン選手権覇者でロンドン五輪金メダルのセリーナ・ウィリアムズ(米国)が第1シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)を6―2、2―6、7―5で下して4年ぶり4度目の優勝を果たし、優勝賞金190万ドル(約1億4820万円)を獲得した。4大大会は15勝目。

 根負けしたアザレンカの返球がオーバーすると、両手を上げて寝転んで喜びに浸った。2時間18分の大激戦を制し、S・ウィリアムズは何度も跳びはね「信じられないくらいうれしい。彼女のプレーが素晴らしくて準優勝のスピーチを考えていた」と声を上ずらせた。

 最速200キロを超えた第1サーブの確率が第2セットで40%台に落ち、今大会初めてセットを落とした。しかし、第3セットで3―5の土壇場から勝負強さを発揮。4―5で迎えたアザレンカのサービスゲームを力強いリターンなどでブレークし、6―5からは2度のジュースの末に再びブレークするなど4ゲーム連取で勝負を決めた。

 30歳での全米女王は87年のナブラチロワ(米国)以来で、17歳で初制覇した99年から13年後のタイトルは68年のオープン化以降の4大大会最長と記録ずくめ。ウィンブルドン、五輪、全米と3連勝し、混戦だった女子で一歩抜け出し「まだまだやる気よ。夢があるもの」と力強く言った。

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2012年9月11日のニュース