小原“伝説の自衛官”に!今後は指導者へ転身明言

[ 2012年8月28日 06:00 ]

メダルを手に敬礼ポーズの小原

 小原が伝説の自衛官になった。ロンドン五輪に出場した自衛隊所属の12選手が27日、東京都新宿区の防衛省で帰国報告会を行った。

 金メダルを獲得したレスリング女子48キロ級の小原日登美(31)と同男子フリー66キロ級の米満達弘(26)には、自衛隊員の現実的な表彰としてはトップの第1級賞詞が贈られた。小原は08年に続く2度目の受賞。防衛省によると、第1級賞詞は「PKO活動や災害復旧活動の指揮官クラスに贈られるもの」で、受賞が2度になるのは、重量挙げで64年東京、68年メキシコ五輪を連覇した三宅義信氏以来2人目という。

 前回は世界選手権を6連覇して引退を決めたときに特別に受賞したもの。小原は「今回は金メダルを獲って、頂いたという感動があります」と目を細めた。既にロンドンを最後に現役引退を決めており「今後は五輪を目指す後輩たちをサポートしていきたい」と指導者への転身を明言。また、渡辺周防衛副大臣と親交のある静岡県下田市の楠山俊介市長からキンメダイを樽(たる)に詰めた「金目樽」も贈られ「立派なキンメダイなので、魚屋さんにおろしてもらって、主人(康司さん)と一緒にしゃぶしゃぶで食べたい」と主婦の顔も見せた。

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2012年8月28日のニュース