緒方 残り10秒逆転負け「らしさ」出せず2回戦敗退

[ 2012年8月3日 06:00 ]

柔道女子78キロ級、2回戦敗退に頭を抱える緒方亜香里。左は園田監督

ロンドン五輪柔道女子78キロ級

 試合終了直前に悪夢が待っていた。2回戦で09年世界女王のフェルケルクと対戦した昨年の世界選手権銀メダリスト・緒方は、有効でリードを奪ったが、残り10秒あまりで背負い投げで技ありを取られて逆転負け。メダルを逃し、「最後に取られるってことは自分のスタイルが貫けなかったということ。いつもより自分らしさが出せなかった」と悔し涙を流していた。

 5月の最終選考会前に左膝を痛め、夢舞台への調整も万全ではなかったが、言い訳は一切口にしなかった。「誰もが目指す舞台で試合をできて、凄く良かった。また一からやり直して、ガツガツいく柔道を追求したい」。視線の先にあるのは、16年リオデジャネイロ五輪でのリベンジだ。

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2012年8月3日のニュース