男子400Mリレー 五輪直前の配置転換 江里口は第2走者に

[ 2012年7月17日 17:37 ]

笑顔で記念写真に納まる(左から)江里口匡史、九鬼巧、山県亮太、高平慎士、飯塚翔太の男子400メートルリレーメンバー

 陸上男女短距離のロンドン五輪代表が17日、合宿先の山梨県富士吉田市で練習を報道陣に公開し、男子400メートルリレーは第1走者を務めた江里口匡史(大阪ガス)と第2走者の山県亮太(慶大)の走順を入れ替えた布陣で2大会連続のメダル獲得に挑むことになった。

 コーナー走が巧みな山県の能力などを考慮した上での判断。第3走者は高平慎士(富士通)、アンカーには飯塚翔太(中大)を起用する。

 苅部俊二男子短距離部長は「選手一人一人の力が最大限発揮できるように」と五輪直前の配置転換の理由を説明した。個人では100メートルに出場する江里口は「第2走者はその国のトップ選手が走ることが多い。走りがいがある」と意気込んだ。

 48年ぶりの五輪出場となる女子400メートルリレーはエースの福島千里(北海道ハイテクAC)が「調子は悪くない。みんなでいい結果を出したい」と話し、出場すれば陸上の戦後最年少となる埼玉栄高2年の土井杏南らとバトンパスの練習に余念がなかった。

 金丸祐三(大塚製薬)ら男子1600メートルリレーのメンバーも含めた合宿は18日まで行われる。

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