やりが高1女子の頭直撃…広島、大学のグラウンド

[ 2012年7月16日 19:20 ]

 16日午前11時25分ごろ、広島県福山市御幸町の福山平成大のグラウンドで、同大学2年の陸上部の男子学生(19)がやり投げの練習中、やりが高校1年の女子生徒(15)の左側頭部に刺さった。女子生徒は重傷で、意識レベルは低い。

 福山北署によると、長さ約2・6メートルのやりの一部を消防の救助隊員らが切断し、女子生徒はやりが刺さったままの状態で病院に搬送された。男子学生は2人で練習しており、楕円形のトラックがあるグラウンドで、砂場に向けて投げようとしていた。

 男子学生がやりを投げた地点から砂場までは、約60メートル離れていた。やりが目標から外れ、砂場の近くを歩いていた女子生徒の左側こめかみ辺りを直撃した。

 女子生徒は福山市内の高校の陸上部のマネジャーで、同大学で練習を終え帰宅する途中だった。高校のグラウンドが工事中のため、同大学で同じ高校の陸上部員約50人が練習していた。

 同署によると、男子学生はやりを投げる前の助走で「やり投げます」と大声で言っていた。同署は業務上過失傷害にあたる可能性があるとみて、男子学生から事情を聴いている。

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2012年7月16日のニュース