日本女子、残った!次戦勝てば2大会ぶり五輪切符!

[ 2012年6月28日 06:00 ]

プエルトリコを下し、喜ぶ大神(右)と高田

バスケットボール女子ロンドン五輪世界最終予選第3日

(6月27日 トルコ・アンカラ)
 1次リーグA組で、2大会ぶりの出場を目指す世界ランキング15位の日本は同24位のプエルトリコを79―70で破った。故障明けのエース大神雄子(29=JX)とセンター間宮佑圭(22=JX)が攻撃をけん引した。26日にトルコに49―65で負けた日本は1勝1敗の同組2位で、8強による29日の五輪出場決定戦進出を決めた。

 負ければロンドンへの道が断たれる大事な一戦で、日本が意地を見せた。中盤では一時リードを許すなど苦しみながらも、格下相手に勝ち切り、2大会ぶりの五輪出場に望みをつないだ。

 開始早々から1メートル84の高田、1メートル85の間宮のインサイド陣が果敢にゴールへ向かった。ファウルを誘い、フリースローで得点を重ねてリズムをつくり、第1Qは19―11とリードした。しかし、外角シュートが決まらない。前半の3点シュートは15本中成功はわずかに2本。30―28で折り返した。

 第3Qで再び日本に流れを呼び込んだのはエースの大神だ。疲労骨折した右足甲をボルトで固定する手術を3月に受け、今月上旬に合流したばかり。前日のトルコ戦ではわずか4点しか取れず「次の試合では強引にでも点を狙っていく。もう一度立ち向かいたい」と話していた10年世界選手権の得点王は中間距離のシュートを確実に決めた。このクオーターだけで11点。再びプエルトリコを突き放し、日本の勝利を決定づけた。

 初戦は地元トルコに完敗だった。内海監督は「反省は49点しか取れなかった攻撃」と指摘。プエルトリコ戦では79点奪って、攻撃の立て直しに成功した。29日の五輪出場決定戦に勝てば、2大会ぶりの五輪が決まる。チーム一丸で勝ちにいく。

 ▽バスケットボール女子のロンドン五輪への道 世界最終予選出場12チーム中5チームが出場権を獲得する。1次リーグは3チームずつの4組でリーグ戦を行い、各組上位2チームが29日の出場国決定戦に進む。決定戦に勝った4チームがまず五輪切符獲得。負けた4チームでトーナメント戦(30日、7月1日)を行い、2連勝した1チームが最後の1枠を獲得。

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2012年6月28日のニュース