森田あゆみ ウィンブルドンで2年ぶり勝利 2回戦へ

[ 2012年6月26日 06:00 ]

ガイドソバ(左)を破り、2回戦に進出した森田

ウィンブルドン選手権第1日

(6月25日 英ロンドン・オールイングランドクラブ)
 25日に開幕し、女子シングルス1回戦で世界ランク85位の森田あゆみ(22=キヤノン)は同ランク76位のヤルミラ・ガイドソバ(25=オーストラリア)を6―4、6―3で下し、2年ぶりに2回戦へ進んだ。同105位の土居美咲(21=ミキハウス)はストレートで敗退。第1シードのマリア・シャラポワ(25=ロシア)と、男子シングルス1回戦で2連覇を狙う第1シードのノバク・ジョコビッチ(25=セルビア)は順当勝ちした。

 ケガや体調不良に苦しんできた森田が芝のコートで躍動した。昨年から2連敗中のガイドソバにストレート勝ちし、ウィンブルドンでは2年ぶりの勝利。「ホッとした。サーブとリターンの確率を高くできた。この1勝は大きい」と喜んだ。

 今月1日の全仏2回戦シャラポワ戦でトップのスピードについていけないことを感じた。丸山淳一コーチや杉山愛さんのアドバイスで、テークバックをコンパクトに修正。スピードに対する対応力を身につけ、ガイドソバとのラリーを制した。

 以前から痛めていた右肩に加え、2週間前のエイゴン・クラシックでは腰を負傷して途中棄権した。「(今年は)いい波には乗れていないが、昨年より強いのは分かっている」。ウィンブルドンは4大大会初出場と初白星を挙げた思い入れの深い場所。新しいフォームを武器に勝ち進む。

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2012年6月26日のニュース