遼 予選落ちも「こうすれば次は楽しみというのが見えた」

[ 2012年6月25日 06:00 ]

10番でティーショットを放つ石川

USPGAツアー トラベラーズ選手権第3日

(6月23日 米コネティカット州クロムウェル TPCリバーハイランズ=6841ヤード、パー70)
 第2ラウンドの残りと第3ラウンドを行い、ブライアン・デービス(37=英国)とローランド・サッチャー(35=米国)が通算12アンダーで首位に立った。米ツアー5連戦の最終戦だった石川遼(20=パナソニック)は第2ラウンドが72で、通算6オーバーの134位で予選落ち。今田竜二(35=フリー)も第2ラウンドが70で、通算4オーバーの120位で決勝ラウンドに進めなかった。

 米遠征(5連戦)最終戦が予選落ちとなり、石川は明確な課題を感じていた。全米オープンはパットで苦しみ、今大会の第2ラウンドの2、4番はアプローチをミスしてスコアを落とした。「グリーン、カップに近づくほど重要になってくるゴルフの難しさ」と言葉を絞り出した。

 広大な米国を転戦し、毎週初めてのコースで戦った。マネジメントの大切さ、コンディショニングの難しさも知った。成績はメモリアル・トーナメントの9位が最高で、他は38位と予選落ちが3度。賞金は78万8271ドルしか稼げず、シード当確目安の80万ドル、陣営が掲げた90万ドルに届かなかった。それでも、1Wの精度など、手応えもつかんだ。「どうやっても通用しない、というのではない。ここをこうすれば次は楽しみというのが見えた」。帰国後は29日からの日韓対抗戦に出場。来月には全英オープン、8月には米国で2試合の予定がある。そこでは、成長した姿を披露したいところだ。

 ▼120位・今田竜二 狙った球筋が出るようになったし、今までに比べてショットが落ち着いていた。いい成績にはつながらなかったけど、手応えはあった。次を頑張りたい。

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2012年6月25日のニュース