比嘉真美子 完全V2!来月プロテスト、夢はリオ五輪

[ 2012年6月24日 06:00 ]

ゴルフの日本女子アマチュア選手権で2連覇し、トロフィーを手に笑顔の比嘉真美子

日本女子アマチュアゴルフ選手権

(6月23日 愛知県名古屋市 愛知カンツリー倶楽部=6371ヤード、パー74)
 36ホールのマッチプレーで決勝を行い、比嘉真美子(18)が森田遥(高松中央高)に1ホール残して2アップで勝ち、2連覇を果たした。2連覇は98、99年のウェイユンジェ(台湾)以来史上7人目で、マッチプレーが導入された00年以降は初めて。18ホールのマッチプレーで行われた3位決定戦は、保坂真由(埼玉栄高)が20ホール目で松原由美(白鷺中)に勝利した。

 決着がついたのは35ホール目だった。2メートルのパーパットを沈めると、比嘉は高々と右手を突き上げた。初優勝した昨年とは違い、今年は2日目までのストロークプレーでも首位だった。今季はスタジオアリス女子オープンで3位に入っている実力アマが、“完全制覇”で2度目の栄冠を勝ち取った。

 「普通にやれば勝てる自信がありました。その通りになって、達成感でいっぱいです」

 序盤に2ホールを奪われたが「焦らず、ゆっくりやればいい」と冷静だった。前後半にパー5が3つずつある変則コース。森田と30ヤード近くある飛距離の差を最大限に生かし、パー5では5ホールでポイントを稼いだ。27ホール目の9番(パー5)は2打目をグリーンエッジまで運び、パターで寄せて楽々バーディー。この日最大の5アップ差として、そのまま押し切った。

 連覇は史上7人目。マッチプレーで争うようになった00年以降は初めてだ。今後はスタンレーレディースに出場した後、7月のプロテストに挑戦。「トップ合格して、(年内に)国内で1勝したい」と語る18歳は「日本代表として戦いたい」と16年のリオ五輪を見据えていた。

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2012年6月24日のニュース