遼、パーオン率最下位…乱れて出遅れ121位

[ 2012年6月23日 06:00 ]

14番でアプローチショットを放つ石川。4オーバーで121位と出遅れた

USPGAツアー トラベラーズ選手権第1日

(6月21日 米コネティカット州クロムウェル TPCリバーハイランズ=6841ヤード、パー70)
 米5連戦の最終戦となる石川遼(20=パナソニック)はショットが乱れて1バーディー、5ボギーの74で121位と出遅れた。今田竜二(35=フリー)も4オーバーで121位。64で回ったデービッド・マシス(38=米国)が単独首位に立ち、前週の全米オープンを制したウェブ・シンプソン(26=米国)とマスターズ覇者のバッバ・ワトソン(34=米国)らが2打差の5位につけた。

 手応えをつかんでいたショットが乱れた。パーオン率は27・8%(5ホール)で参加選手中最下位の156位。1バーディー、5ボギーで出遅れた石川は「落としたい所に落とせていないショットが多く、アイアンがあまり良くなかった。距離感がずれている」と悔やんだ。

 前半の13番パー5では幸運を生かせなかった。左へ曲げた第1打はカート道からOB区域にはねた後、脇を走る線路に当たってラフまで戻った。一転して残り165ヤードと2オンのチャンスになったが、第2打をグリーン手前の池に入れた。「下が軟らかかった。本当にちょっとの当たりの差だと思う」。そのホールはボギー。全米オープン予選落ちの原因となったパットは「感触としては今までで一番良かった」と言うまでに回復したが、この池ポチャからショットが狂っていった。

 今季の獲得賞金は78万ドル余り。来季のシード権を確定させるため上積みしたいが、米5連戦の最終戦は初日につまずいた。ラウンド後は気温35度を超える中で約1時間の練習。「チャンスをつくりバーディーパットを打てる流れに持っていきたい」と巻き返しを誓った。

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2012年6月23日のニュース