ヒート逆転勝ちもジェームズ左足痛め懸念残す

[ 2012年6月21日 06:00 ]

NBAファイナル第4戦 ヒート104-98サンダー

(6月19日 マイアミ)
 NBAファイナルの第4戦がマイアミで行われ、ヒートが序盤で17点差をつけられながら逆転。104―98でサンダーを退けて3勝1敗とした。ただし26得点12アシストと奮闘したレブロン・ジェームズ(27)が第4Qに左足を痛めて一時プレーを断念。6年ぶり2度目の優勝に王手をかけたが中1日で行われる第5戦に不安を残した。

 第4Q残り5分15秒、直前のプレーで左足のふくらはぎがつってしまったジェームズは顔をしかめ、チームメート2人に抱きかかえられてベンチに退いた。2万人のファンは沈黙。2点をリードしていたものの大黒柱を欠いたヒートはここから92―94と逆転された。しかし残り4分5秒、背番号6は足を引きずりながら復帰。94―94で迎えた残り2分50秒には「限られたプレーしかできなかったが、なんとかしようと思った」と執念で3点シュートを決め、チームを勝利に導いた。

 残り55秒で再度プレーを断念するほど状態は悪かったが「次も準備はできている」と第5戦の出場を志願。キャバリアーズ時代を含め過去2度のファイナルで敗れたジェームズにとって、足の痛みは乗り越えなければならない最後のハードルなのかもしれない。

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2012年6月21日のニュース