スポーツクラブ育成は廃止…文科省が事業仕分け

[ 2012年6月20日 20:42 ]

 文部科学省は20日、事業の無駄を洗い出す「府省庁版事業仕分け」を実施し、総合型地域スポーツクラブ育成推進事業(本年度予算約1億4000万円)と、現代日本文学翻訳・普及事業(同1億5000万円)を廃止と判定した。

 スポーツクラブの育成事業では、学校施設などを使った地域住民による運動クラブの設立や運営を手助けするアドバイザーを派遣しているが、より効率的な支援の在り方を検討すべきだとして廃止とした。

 翻訳事業では、文化庁の有識者委員会が選んだ作品を英語などに訳して国外で出版している。日本文化の海外発信が目的だが、出版社も行っており、民間に委ねるべきだと判定した。

 このほか、各大学が実施している日本人学生の海外派遣と外国人留学生の受け入れに対する支援事業(同53億2000万円)については、行政刷新会議からの仕分け人が、3カ月未満の短期の日本人学生派遣が「留学になっていない」などと批判。「抜本的な改善」が必要とした。

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2012年6月20日のニュース