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ディーン 五輪後は草野球!メダル獲って始球式あるかも

練習を公開したディーン元気

 投手ディーンが故郷に凱旋する。ロンドン五輪の陸上男子やり投げ代表のディーン元気(20=早大)が19日、所沢市内で練習を公開した。五輪後の楽しみに、出身地・神戸市で友人と結成している草野球チームでの登板を挙げた。五輪の大舞台で活躍すれば、プロ野球から始球式のオファーが舞い込む可能性も十分。オリックス好きという20歳が、メダリストとなって地元で鉄腕を披露するかもしれない。

 フィールドを離れても、ディーンの鉄腕ぶりは変わらない。父・ジョンさん(57)の母国・英国で行われるロンドン五輪で完全燃焼した後は、爽快な息抜きが待っている。「地元(神戸)で草野球をやってるんで、五輪が終わったらやってみたい。友達が“リリーフで使ったるわ”と言ってくれているんで」。目指すは、メダリストとしての凱旋登板だ。

 ディーンは小学校時代、少年野球チームに所属していた。当時のポジションは捕手。本人によれば、それほど強肩ではなかったという。中学からは陸上に転向。「長い棒を投げる方が、野球ボールを投げるより合っていた」と苦笑いを浮かべたが、投手としての資質も十分だ。同じやり投げ代表でロンドン五輪の日本選手団主将を務める村上幸史は09年に横浜スタジアムで行われたスピードガンコンテストで142キロを記録。草野球では球速150キロ超えの剛球を投げた伝説を持つ。「どのくらい球速が出るか分からない」と話すディーン投手も、注目を集めることは間違いない。

 五輪でメダルを獲得すれば、プロのマウンドに立つ可能性もある。プロ野球の始球式には活躍したスポーツ選手が呼ばれることも多く、ハンマー投げの室伏広治は05年横浜―巨人戦の始球式で131キロをマークした。神戸市出身のディーンは同市をフランチャイズにしていたオリックスびいき。「まだ(始球式に)出るレベルじゃない」と謙遜するものの、大観衆の前で鉄腕を披露する機会が訪れるかもしれない。

 初優勝した日本選手権後に体調を崩し、練習を公開したこの日も微熱があった。今週は回復を優先し、来週から本格的に五輪本番に向けた調整をスタートする。「五輪でどれだけ平常心を保てるか。支えてくれたみんなに感動を与えられるような投てきができたらいい」。渾(こん)身のビッグスローで、世界のライバルを完封する。

[ 2012年6月20日 06:00 ]

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