前代未聞…男子シングルス決勝で暴力行為、失格

[ 2012年6月19日 06:00 ]

線審が負傷し流血…ナルバンディアン(左)は暴力行為で失格に

 男子テニスのエイゴン選手権は17日にロンドンでシングルス決勝を行い、ダビド・ナルバンディアン(30=アルゼンチン)が前代未聞の暴力行為で失格となった。罰金1万ドル(約79万円)が科せられる見込みで賞金は没収。警察当局は傷害容疑で捜査を開始した。

 同選手はマリン・チリッチ(23=クロアチア)を相手に7―6、3―4としていたが、第2セットの第7ゲームをブレークされて激高。直後に線審の足元にある広告看板を蹴りあげ、割れた板が線審のすねを直撃して流血した。治療が必要になったために主審は失格を宣告。本人は「あのようなことをするつもりはなかった」と語ったものの、この行為で2年ぶりのツアー優勝は消滅した。

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