白鵬「待っている」“未来の横綱”宮城野部屋入り直訴

[ 2012年6月4日 06:00 ]

宮城野部屋入りを熱望する谷川翔くん(右)と握手する白鵬

 大相撲の横綱・白鵬(27)が3日、観光大使を務める北海道滝川市を訪れ、有望株のスカウトに成功した。自身のしこ名を冠した「白鵬米」の田植えを行った後、滝川駅前で市の特産である菜の花を植栽。その際に隣接する砂川市から来た谷川翔くん(14)=砂川中3年=から宮城野部屋入りを直訴された。

 横綱は目の色を変え「(来春)待っているから」とがっちり握手。1メートル81、128キロという体格の持ち主である谷川くんは小学6年時に北海道大会で準優勝を果たした逸材で、父・周一さんも「(息子は)白鵬関と同じ“翔”という名前ですし、ご縁があれば」と角界入りに前向きだ。

 白鵬は観光大使として1泊2日で北海道を巡り、かつての相撲王国の再建にも着手。7月の名古屋場所(8日初日、愛知県体育館)に向け「いろいろな活動をしたことですし、賜杯を奪還したい」と巻き返しを誓った。

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