石川遼 体調上向き!6差35位発進

[ 2012年6月2日 06:00 ]

11番の第2打を右のラフから打つ石川遼。パープレーの35位発進

USPGAツアーメモリアル・トーナメント第1日

(5月31日 ミュアフィールドビレッジゴルフクラブ=7352ヤード、パー72)
 米ツアーの来季シード権獲得を狙う石川遼(20=パナソニック)は3バーディー、3ボギーの72で回り、首位と6打差の35位で発進した。今遠征2試合目で体調も上向きでボギー発進からリズムを立て直した。今田竜二(35=フリー)は75で88位と出遅れた。66で回ったスコット・ストーリングズ(27=米国)が首位。タイガー・ウッズ(36=米国)は4打差の11位につけた。

 ショットが切れていたわけではない。それでも3バーディー、3ボギーでまとめた。石川は「ピンの位置やグリーンの速さを考えればパープレーは悪くない」と手応えを強調した。今遠征は現地キャディーを使っており、自ら距離を歩測することもある。加藤キャディーに全て任せていた従来とリズムが違う。前週はそれがショットに影響していた可能性もあるが、時差ボケも解消した2試合目で調子が出てきた。

 スタートの10番パー4は第1打を右に曲げて、ボギー発進。11番パー5も第1打が右へ行き、前方の木が邪魔になる状況だったが、スライス回転をかけた2打目をフェアウエーに出し、パーでしのぐと「11番でうまく(悪い流れを)切れた。その後は攻めていけた」と切り替えのきっかけをつかんだ。14番パー4で1・5メートル、15番パー5では5メートルのパットを沈めてバーディーを奪った。

 難コースゆえに安全策を取ることが多い。そのためパーオン率は72・2%(全体の10位)と高いものの、バーディーチャンスは決して多くない。「パットでバーディーを取れる攻めをしないといけない」とグリーン上で勝負をする考え。速さが増してきたグリーンを攻略し浮上を目指す。

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2012年6月2日のニュース