森田 シャラポワに完敗…2大会連続の五輪出場は絶望的

[ 2012年6月2日 06:00 ]

シャラポワとの女子シングルス2回戦でリターンする森田あゆみ

全仏オープンテニス第6日

(6月1日 ローランギャロス)
 女子シングルス2回戦で森田あゆみ(22=キヤノン)は第2シードのマリア・シャラポワ(25=ロシア)に1―6、1―6で敗れて初の3回戦進出はならなかった。シングルスで日本勢は全員姿を消した。

 森田はシャラポワのパワーとスピードに圧倒され、ちょうど1時間で敗れた。「相手の速さについていくのが精いっぱいで考えて打つ余裕がなかった。力の差を感じた。ちょっとショックです」。1回戦で1ゲームも失わなかったシャラポワから2ゲームを奪ったが、ラリーでことごとく打ち負けて肩を落とした。

 試合は5月31日にセンターコートで予定されていたが、前に組み込まれた男子シングルスのマチュー―イスナー戦が長引いて、翌1日に順延され、会場も準センターコートに変更された。森田は「自分も引かないように打ち返す」と意気込んだが、第1サーブの確率も38%と不調でシャラポワに簡単に主導権を握られた。昨年と同じ2回戦敗退で、2大会連続の五輪出場は絶望的。森田は「次は競っていけるテニスをしたい」と自らを鼓舞するように言った。

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2012年6月2日のニュース