藤田 2週連続Vへ3打差の暫定3位に浮上

[ 2012年6月2日 06:00 ]

<日本ゴルフツアー選手権シティバンクカップ宍戸ヒルズ 第2日>10番でラインを読む藤田

男子ゴルフツアー日本ゴルフツアー選手権シティバンクカップ宍戸ヒルズ第2日

(6月1日 宍戸ヒルズカントリークラブ西コース=7313ヤード、パー71)
 2週連続優勝を狙う藤田寛之(43=葛城GC)が1イーグル、5バーディー、1ボギーの65で回り、通算7アンダーで首位と3打差の暫定3位に浮上した。初日2位の川村昌弘(18=フリー)が10番まで5バーディーで通算10アンダーの暫定トップ。雷雲接近による中断の後、サスペンデッドとなり14組37人がホールアウトできなかった。2日に第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われる。

 スタートの2ホールで不安を自信へと変えた。藤田は1番で2メートルのスライスラインを決めると、2番パー5はグリーン手前のエッジからPWでチップインイーグル。「あの2つで不安があったパットが楽になった」と振り返った。

 前日は70にまとめるのが精いっぱい。この日は梅原キャディーの意見もあり、パターをピン型からセンターシャフトのマレット型に変更。「グリーンの状態が例年より良くない。ボールが左右にぶれるが、マレットだと安定して転がる」。大舞台で突然パターを替えるのはリスクも伴ったが、最高の滑り出しで勢いに乗った。6番パー5ではグリーン手前5ヤードのラフからパターを使いバーディー。「梅原がここはパターって言ったから。最近、良い仕事をしている。自分よりさえてます」と99年からの“相棒”に感謝した。

 優勝なら2週連続で、07年の谷原秀人以来5年ぶり。日本タイトル(10、11年日本シリーズ)3勝目も懸かる。それでも、「折り返し。気負わず力ます落ち込まず、日曜の午後に優勝を狙えるような位置にいたい」と自然体だった。

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2012年6月2日のニュース