北京銀の太田「金しか見てない」 五輪2冠を宣言

[ 2012年5月25日 13:44 ]

ロンドン五輪の男子フルーレ代表に選ばれ、記者会見でポーズをとる(左から)淡路卓、三宅諒、太田雄貴、千田健太

 日本フェンシング協会は25日、ロンドン五輪の男子フルーレの代表として、北京五輪個人銀メダルで3大会連続出場の太田雄貴(森永製菓)ら4人を発表した。

 26歳の太田は記者会見で「現状(19位)は金メダルを狙えるランキングにはいないが、金しか見てない。取れる自信はもちろんある。団体と金二つを取りにいく」と宣言した。

 最重点強化種目の男子フルーレは北京五輪で個人だけだったが、ロンドン五輪は団体も行われる。三宅諒(慶大)と千田健太(ネクサス)も選ばれ、淡路卓(ネクサス)は団体要員で代表となった。宮城県出身で26歳の千田は「(東日本大震災の)被災地からの応援を力に変えて地元に明るいニュースを届けたい」と活躍を誓った。

 日本は3月末の世界ランキングで団体の五輪出場枠を獲得し、個人戦でも3枠を確保した。

 ▼太田雄貴の話 五輪には魔物がいるというが、僕はその魔物とうまく付き合っていける自信がある。五輪で金メダルを取るために生まれてきたと思っているので、ぜひ今年取りたいと思う。

 ▼三宅諒の話 太田選手を目指し、この4年間頑張ってきた。初めての五輪だが、あまりプレッシャーとかを感じずに、ルーキーとして精いっぱいメダルを目指したい。

 ▼千田健太の話 北京五輪はとても悔しい思いをした。4年間、厳しい練習をしてきてロンドンで勝負できる日を心待ちにしてきた。僕自身の集大成として全てを出し切って金メダルを取りたい。

 ▼淡路卓の話 個人戦に出られないのは残念だが、団体戦で自分にしかできないことがあると思う。全員が全力を出せば金メダルを取れると思う。

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2012年5月25日のニュース