「オールジャパンで取り組む」1次選考通過で士気上がる

[ 2012年5月25日 06:00 ]

20年夏季五輪招致 第1次選考

 招致関係者らも喜びの声を上げた。「いいスタートが切れた」、「これからだ」――。招致委員会が入る都庁41階の会議室では、森喜朗元首相(74)や東京都の佐藤広副知事(61)、五輪・パラリンピック経験者ら約60人が、IOCのカナダでの発表を中継画面で見守った。第1次選考を通過したとしてイスタンブールに続いて東京が呼ばれると、出席者から拍手と歓声が上がった。

 会見した石原慎太郎都知事(79)は「招致活動は新たなステージに入るが、日本の未来のため、オールジャパンでの取り組みにより、必ずや2020年五輪・パラリンピックを実現します」と力強く宣言。パラリンピック競泳金メダリストの成田真由美さん(41)は「東日本大震災も含め、国民が一つになっていることを世界にPRし、招致して成功させたい気持ちがますます湧いた」と笑顔を見せた。

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2012年5月25日のニュース