電力問題などを指摘…竹田理事長“東京五輪”へ「改善したい」

[ 2012年5月24日 17:51 ]

 国際オリンピック委員会(IOC)による2020年夏季五輪招致の第1次選考を通過した東京招致委員会の竹田恒和理事長は23日(日本時間24日)、カナダのケベックで記者会見し、「いいところを伸ばすよりは指摘された点を改善したい」と最終選考への抱負を語った。

 IOCの作業部会が作成した報告書は、電力供給の不安や東北で放射線量が基準値を上回る地域があることを指摘。開催支持率が47%と低く、市民の理解を得る必要性にも言及した。竹田理事長は「支持率は伸ばせるようにさまざまな形で努力したい」と述べる一方、原発問題については「国にも要請しながらいい方向性を見いだしたい」との考えを示した。

 第1次選考はマドリードとイスタンブール(トルコ)を加えた3都市が通過した。(共同)

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2012年5月24日のニュース