平岡&穴井W主将に「金メダル獲得がチームの勢いに」

[ 2012年5月22日 06:00 ]

合宿で調整する柔道男子60キロ級の平岡拓晃

 柔道のロンドン五輪男子代表7人が決まって初の全日本強化合宿が21日、都内で公開された。篠原信一監督は60キロ級の平岡拓晃(27=了徳寺学園職)と100キロ級の穴井隆将(27=天理大職)の同い年コンビをダブル主将に指名。男子唯一の五輪経験者で大会初日の7月28日に登場する平岡は「チームのためというより、自分のために金メダルを獲れば、それがチームの勢いにつながる」と責任感をアピールした。

 初戦敗退の北京五輪の雪辱、だけではない。平岡の“野望”はその先にもつながっていた。「全日本選手権に出てみたいです」。全日本は、体重無差別で柔道日本一を決める国内最高峰の大会で、五輪や世界選手権の優勝者には推薦出場の権利がある。現行の7階級制になってからの出場選手では昨年大会の森下純平(筑波大)らの66キロ級が最軽量。平岡が出場すれば、史上最軽量選手となる。歴史の一ページを飾るためにも戦う27歳は「4年間(国内のトップとして)やってきた自信がある。それをぶつけるだけ」と気合を込めた。

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