豪栄道 白鵬と14回目の対戦でついに金星「大きい」

[ 2012年5月14日 06:00 ]

豪栄道は、ファンにサインしながら国技館を後にする

大相撲夏場所

(5月13日 東京・両国国技館)
 境川勢が連日の横綱撃破だ。14回目の対戦で白鵬から初白星を挙げた豪栄道は「いつも左上手を取られて負けてた。それを取られないようにする作戦。立ち合いはちょっと遅れたけど、その後は休まず攻めた」と胸を張った。

 7日目に同部屋で同期の豊響が土俵際の小手投げで初金星を挙げたばかり。「あれで燃えた部分はあった」と部屋頭の存在感を示して満足そうに笑った。1横綱2大関を倒して8日目で5勝。上位戦は大関の日馬富士、琴奨菊を残すのみで、関脇で初の勝ち越しが見えてきた。「大きい白星。でも、まだ7日ある。なおさら引き締めていきたい」。貪欲に出世を狙う男は涙を見せず国技館を後にした。

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