新大関場所に臨む鶴竜「自分は自分で精いっぱいやる」

[ 2012年4月23日 11:45 ]

 新大関で夏場所に臨む鶴竜が23日、東京都墨田区の井筒部屋で記者会見して「身が引き締まる思い。まずは勝ち越すことが大事だけど、とにかくお客さんに喜んでもらえるように一生懸命取りたい」と意欲を語った。

 ことしの夏場所は日程が例年より1週間早く、昇進の伝達式からまだ1カ月弱だが「町中でいろいろな人から声を掛けてもらえるのはうれしい」と徐々に大関の実感が出てきた様子だ。

 先場所、白鵬との優勝決定戦で敗れた鶴竜には初優勝の期待がかかる。「肩に力が入り過ぎるので、自分は自分で精いっぱいやる。勝ち越した後、そういう(賜杯を狙う)気持ちが出てくるかもしれない」と、はやる心を抑えるように話した。

 師匠の井筒親方(元関脇逆鉾)は新番付を見て「やっぱりうれしい。でも、とにかく早く勝ち越してほしいというのが心境です」と“親心”をのぞかせた。

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2012年4月23日のニュース