トヨタ自動車 全勝対決制す 9回に渥美がV犠飛

[ 2012年4月23日 06:00 ]

日本女子ソフトボールリーグ1部第1節第2日

(4月22日)
 3会場で6試合が行われ、0―0のままタイブレークにもつれ込んだトヨタ自動車とデンソーの全勝対決は、トヨタ自動車が9回に渥美の犠飛で決勝点を挙げ、アボットは15奪三振で完封。単独首位に立った。

 ≪トヨタ自動車 単独首位に≫トヨタ自動車はデンソーとの全勝対決に勝って“指定席”の単独首位に立った。大黒柱アボットの力投で失点しなかったが打線が沈黙。敗れれば44試合守り続けた首位の座から落ちるところだったが、タイブレークの9回、ようやく渥美の左犠飛と渡辺の適時打でデンソーを振り切った。福田監督は「いつもいつも打てるわけではないが、いい投手からでも1点や2点は取りたい。もう一度練習し直して、状態の良い選手を起用していこうと思う」と気持ちを引き締め直していた。

トヨタ自動車(3勝)
 000 000 002─2
 000 000 000─0
デンソー(2勝1敗)
 (タイブレーク9回)
 (ト)アボット―渡辺
 (デ)近藤、テーラー―伊藤

 ≪戸田中央総合病院 1部復帰初勝利≫戸田中央総合病院の1部復帰初勝利はサヨナラ勝ち。殊勲の右前打を放った萩原は迎えるナインにもみくちゃにされた。「うれしいですね。新人の私がチームの初勝利に貢献できて、気分は最高です」と小躍りした。前日のトヨタ自動車戦でも代打でヒットを放っており、この日は7回2死一、三塁の場面で起用された。期待の表れと思われたが、山崎監督は「ビックリです。あそこで打ってくれるとは。ダメモトで出したら打ってくれました」と苦笑いだった。

ホンダ(3敗)
 100 000 0─1
 001 000 1X─2
戸田中央総合病院(1勝2敗)
 (ホ)金尾―武藤
 (戸)李―鶴沢

 ≪その他の結果≫
太陽誘電(2勝1敗)
 050 100 1─7
 010 200 1─4
日立ソフトウェア(1勝2敗)
 (太)藤田―原田
 (日)山口、山中、高橋―真鍋

大鵬薬品(1勝2敗)
 000 000 0─0
 233 200 X─10
シオノギ製薬(1勝2敗)
 (大)江本、井俣、梅津―増井、三崎
 (シ)安福、洞井―橋元、松村

佐川急便(2勝1敗)
 202 200 0─6
 000 000 3─3
日立マクセル(2勝1敗)
 (佐)スメサート、信長―野添
 (日)西村、豊崎―篠田

豊田自動織機(1勝2敗)
 100 000 1─2
 000 023 X─5
ルネサスエレクトロニクス高崎(2勝1敗)
 (豊)ローリー、栗田―ウィリス
 (ル)上野、黒川、上野―峰

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2012年4月23日のニュース